余命4カ月の告知

 

28歳の息子さんが

余命4カ月と告知されました

 

 

父親として

自分の行動は正しかったのだろうか・・・

 

 

亡くなってしまった息子さんへの

お手紙です

 

 

 

 

 

 

 

 

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 余命4ヶ月の告知

 

 「親父、俺ってほんとに治るのかなあ?」
 病院のベッドでお前からそう聞かれたとき
 「あたりまえだろ とっととよくなって家に帰るぞ」とか
 「退院したら、まずは酒のリハビリからだな」とか
 「だから、毎日点滴がんばれよ」
 なんてウソをついてしまった

 


 今思えば、本当に悔やんでいる

 28歳の若さで
 お前の余命4ヶ月の宣告を
 病院の先生から受けたとき

 

 「息子には、言わないでください」

 

 とわたしは、病院の方々にお願いした。
 「残り少ない人生を、せめて不安なく穏やかに過ごしてもらいたい」
 そう思ったからだ

 

 でも、今思えば告知しなかったのは間違いだった
 お前の人生は、お前が決めるべきだったんだ

 

 やり残したことだってたくさんあっただろうに
 本当に申し訳ない

 

 体が弱って、もうすぐ死んでしまうであろう病人に
 どうして「がんばれ」なんて
 むごいことを言ってしまったんだろう

 

 お前が毎日毎日一生懸命生きていたことも知っていたのに

 

 ベットの脇のカレンダー
 最後の8日間はもう自分でも
 ×印をつける体力も気力も残ってなかったお前

 

 ×印が一本線になっていたけど
 精一杯書いていたことを知っている
 ほんとーにがんばったよな  お前は

 病院を出るときにクロゼットからみつけた本

 「新親孝行術」

 なにかわたしにしてくれようとしていたんだね
 ほんとーにお前は優しい子供だ

 

 でも、お前が死んでどうする

 

 そしてもう一冊

 「さよなら 私」

 お前知っていたんだな
 知らないふりをすることがお前の親孝行だったなんて
 ぜんぜん気付かなかった

 


 本当に悪かった 
 本当にすまなかった
 お前の残りの短い人生を勝手に決めてしまった
 こんなだめ親父だけど
 こんな形にしてお前に謝ろうと思う

 

 ありがとう

 

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