人生を変えた言葉

 

何気なく言ってしまった一言

 

後悔するけどどうすることもできない

ずっとずっと心にひっかかっていた

 

 

あなたに出会ってなければ

私の人生は変わっていたと思う…

 

 

 

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 人生を変えた言葉

 


 私は十年来、スキー教室のコーチをしています。
 今年も無事シーズンを終えることができました。

 スキーを通じて出会った人は、我々スキーコーチにとって大きな財産です。
 そんな私の財産の一人の方に、どうしても忘れられない人がいます。

 

 今から10シーズンほど前、再起不能の複雑骨折をして

 「もうスキーコーチを引退しよう」と考えていました。
 そしてそのシーズンの最終日に、うっかり口を滑らせ一部の方の前で

 言ってしまいました。

 

 

 それを聞いたある方が
 「えぇ?じゃぁ私たちはどうなるのですか?」

 と言ってくださったにも関わらず、
 私は「もう一人立ちできますよ」といった意味の
 とても失礼な発言をしてしまいました。

 

 

 私はリハビリをしながら教室の様子をうかがっていましたが、

 その方は一度も教室にお見えになりませんでした。


  ・・・その次のシーズンも、さらにその次もその次も。。

 

 

 数シーズン後、
 近くのスキー場で大晦日の年越しイベントで私は復帰しました。
 たいまつ滑走に参加する私たちは、リフト乗り場付近で準備をしていました。
 すると、「コーチ」と私を呼ぶ声が。

 

 

 声の方へ振り返ると、その方の姿が。。
 あの失礼な発言から数年。
 偶然の再会だけでなく、その方から声をかけてきてくれました。
 
 あの事故以降もスキーコーチを続けることになった私としては、
 あのときの一言は、大きな後悔となってこびりついていました。

 そんな後悔が、雪解けのようにスーっと取れた感じがしました。

 

 

 そのシーズン、結局その方は、数年ぶりに教室へ参加してくれました。
 

 その次のシーズンも、そしてまたその次も。

 

 

 あれから10年以上過ぎた今、その方は3歳のお孫さんを連れて、

 一緒に教室へ参加してくれています。
 


 自分の若さと無知さを痛感した出来事でしたが、
 この出来事が無かったらもうとっくにスキーを辞めていたかもしれません。

 

 
 今はスキーコーチを続けてきて良かったと胸をはって言えます。
 今ならあんな言葉は出せませが、
 ちょっとは成長したのかな・・と思います。

 

 

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